2022.08.09起源を知る
こんにちは。ハンズワタベリフォーム2課 安食福史です。
毎日のように暑い日が続いていますが、暑い夏を涼しく過ごす先人の知恵に
『五感の涼』があります。
風を通して目にも涼やかな簾や葦簀、爽やか肌触りの浴衣や甚平、家の前の道や庭などに
打ち水をすると土のにおいなどが該当します。
音を聞いて涼味を感じさせる代表格が風鈴です。
風鈴の起源は約2000年前の中国で風の向きや音の鳴り方によって吉凶を占った占風鐸(せんぷうたく)であるといわれています。
これを僧侶が日本に持ち帰って青銅製の風鐸(ふうたく)が魔除けとして寺院のお堂や塔の軒先に吊されるようになりました。
江戸時代になると、ガラス製の風鈴が登場しました。やがて庶民の間に広がり、ガラス製の江戸風鈴、金属製の南部風鈴、陶器製の伊万里風鈴などが作られるようになりました。
虫の声を聞き分けて趣を感じられるような日本人の繊細な耳が、風鈴の文化を根付かせたといえるかもしれません。
先人の知恵や物にはどれにでも起源と言うものが存在しますよね。
知ることによって見方や感じ方が変わってくるし、とても楽しいです。